振袖に合う髪飾りを作る その3

2021年10月3日です。今は15時7分です。

丁字路といいます。今日も作業工程を載せていきます。

 

その3では、バランスを取るために花のパーツの周りに配置するフープ状のパーツを作っていきます。画像でいうとオレンジ色の部分になります。

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1mmの自在ワイヤーを使って何種類かのパーツを作ります。売り物になっているようなものだとしっかりと編んである紐を使ったり、形状がキープされる素材でかつ軽いものを使ったりするのですが、これも手元にないので...。

 

今回書いていくのはこちらの3つのフープです。

 

パーツA 紐っぽいフープ

ただの紐では輪が崩れるので、中にワイヤーを通して外側は紐のように見えるパーツを作ります。外側に使ったのは、数年ぶりに出番を迎えたリリアン。駄菓子屋で買ってもらったものがあったので、それを使うことにしました。

ただ、リリアン用の糸は経年劣化で色褪せてしまっていたので使えず。そもそもリリアン糸はかなり細いので中に通すワイヤーを隠すためにももう少しボリュームの出る糸を考えることにします。そこで、これも以前ミサンガを作るために買って余っていた刺繍糸(白)を使って編みました。

20cm弱くらい編んで、端がほつれないようにテキトーにあまりの糸でかるくしばっておきます。リリアンは編んだ中心が空洞になるので、その空洞にワイヤーを通して筒状のものに巻きワイヤーにカーブをつけます。

リリアンの端を0.28mmの細ワイヤーできつく締め付けて1mmの芯ワイヤーに固定。フープの形状を決めたら、両端をクロスさせて1mmワイヤーで固定して完成です。

最後に固定したふとワイヤーの端は切らずに長めに残しておきます。また、刺繍糸の端のほつれは切ってOKです。

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パーツB 三つ編み水引フープ

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その名の通り水引で三つ編みを作って、それを輪の形に固定したものです。水引は百均の白色を買ってきました。そのまま編もうとすると固いので、最初にしごいたり曲げたりしてから編み始めるときれいな三つ編みになります。単体の写真を取り損ねていたので図だけですが...

 

パーツC ビーズ詰めワイヤーフープ(大・小)

パーツA、Bより細身のフープもあったほうがバランスが取れそうだったので急遽作ることにしたパーツです。他二つと比べて手間はかかってません。1mmのワイヤーにビーズを通して、動かないように固定しただけのフープです。

ただ、トピアリーボールを使って和の雰囲気が出るようにはしました。トピアリーボールというのは、この写真にあるような発泡スチロール製の手芸用ボールです。穴が貫通してます。

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このトピアリーボールに、習字用半紙に水彩絵の具で色を付けたペーパーを貼っていきます。細かくちぎって、張り子の要領と同じようにして貼っていきます。千代紙や和柄の折り紙があればそのまま使えたのですがあいにくなかったので。

 

また、和柄のマスキングテープ(mtの和紋のセットのやつです)を張り付けたボールも用意しました。これはフープ状パーツではまだ使いませんが、あらかじめ加工しておきます。

普通に貼るとぼこぼこするので、一辺を貼ったら切り込みを入れてなるべく球面にフィットするように貼ります。

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あとは、ワイヤーに加工したトピアリーボールやビーズを通して、ちょうどいい箇所を決めたら通したビーズ群の両端に細ワイヤー(0.28mm)やワイヤー(1mm)を巻き付けてビーズが動かないようにします。そのまま筒に巻き付けてカーブを付け、両端をねじってとめたら完成です。写真を取り忘れましたが、大小二種類を1つずつ作りました。

 

次回はパーツ作りでは最終回になります。最後は葉っぱパーツと毬風パーツ、それと垂れる藤の花風パーツ、手作りタッセルなど詰め込んでざっと書くつもりです。その後はコームに合体させたり、Uピンに付けたりした完成形を載せて完結の予定。

元々ブログに書くつもりで作り始めたわけじゃなかったので写真やらなにやら情報不足気味ですが、今回もここまで読んでくれでありがとうございました。ではお達者で。