振袖に合う髪飾りを作る その2
2021年9月27日です。今は昼の12時47分です。
丁字路といいます。昨日に続いて今日も工程を載せていきます。今日からは実際に作っていく段階です。
その2では、花びらのパーツを作っていきます。辻が花の柄に合わせて、桜っぽい花をワイヤーとレジンで作ります。色は、柄にもあった「白(中心にかけて水色のグラデ)」「紺」「白(中心にかけてピンクのグラデ)」「クリームっぽい黄色」など数種類で大小いくつかをバランスを見つつ作りました。
先に完成形を載せると、こんな感じになります。
工程の途中まで(花の形を作るまで)はYoutubeの動画を参考にさせてもらいました。前回のブログにそちらのリンクは載せています。異なる部分や装飾については詳しく書きます
➀花びらの枠を作る
DAISOで売られているアルミ自在ワイヤー(1.0mm)を使います。
アルミ自在ワイヤー 1.0mm シルバーカラーjp.daisonet.com
安いので思い切って使えるしおすすめです。自分は以前ワイヤーアートがしたくて間違ってスチール製のワイヤーを買ってしまうというミスをしたことがあるので、必ず柔らかくて扱いやすいアルミ製を選びましょう(言うまでもない...)。
適当な強度のある筒状のものに巻き付けて、リングを作ります。自分は直径約1.5cm(写真に写っている方)と2.5cmの2サイズを作りました。ワイヤーでリングを作って、筒状のモノごとリングを2,3回回転させて巻き付けると固定されるので、2つのものと3つのものを作ります。リングにしない伸びたままのワイヤーは長めに残しておくと後で楽です。
②花びらのリングを整える
リングの縁を正円ではなく、ゆるやかなカーブのある状態に整えます。丸ヤットコや細い筒状のものに押し当ててカーブを作ります。辻が花のデザインに近づけたかったので、自分はあえてすべての花びらを同じような形にするのではなく、一枚一枚で微妙に違う形になるように形成しました。
③花びらの膜をはる・④花びらを装飾する
本当ならアメリカンフラワー(またはディップフラワー)といって、専用の液に浸して作りたいところなのですが、ディップ液を持っていないのでレジンで代用します。カッターマットなどに粘着面を上にしたマスキングテープを用意して、その上にワイヤーの枠を貼り付けます。そこにまずは手芸用ボンドを薄く広げて一層目を作りました。(一つめの花を作り終えて、花びらが重たくなってしまったので二つめの花以降ではボンドの層はなくしました)
続いて、「透明レジン→着色した色つきレジン→最後のコーティング用透明レジン」の順でレジンを注いで硬化させました。色つきレジンの層には、④の装飾に使うシェルやラメ、封入するパーツも一緒に入れます。表面の凹凸や仕上がりを見ながら、あまり花びらが分厚くならないように3-4層以内に収まるようにします。途中でワイヤーの枠からレジンが漏れ出した時は、硬化してからニッパーで切って整えます。
レジンの着色についてですが、自分は持っていたカラーパウダーの他にDAISOのパステルを削って溶かしたり、水彩絵の具を溶かしたりして色付けしました。カラーパウダー以外で色を付けるときは粉感が残ってダマになりやすいので自己責任ですね...。
また、装飾についてはこんな感じのものを使いました
*シェル(かなり昔にサン宝石で12色セットを買ったことがあったのでその残り)
*ラメグリッター
*和紙風ペーパー(これも自作しました。習字用の半紙に水彩絵の具で淡く色を付けて、片面に手芸用ボンドを塗って耐水性を上げたペーパーです)
⑤花びら合体
リング部分を折り曲げて、茎(伸ばしたままのワイヤー)と垂直になるようにします。リング3つの上にリング2つのものを重ねて、リング2つの茎ワイヤーを3つの茎ワイヤーに巻き付けて合体させます。そのあと花びらの重なりや配置を整えます
⑥花の中心を作る
辻が花モチーフの花にしたいので、花の芯は細いワイヤ―とパールビーズを組み合わせて作ることにします。
これも百均の品ですが細いステンレスワイヤーを買いました。(画像だと0.38mmとなってますが、調べたところ0.28mmでした...失礼しました。)
ここで作る花の中心は、ワイヤーのゴツさを目隠しする役目が大きいです。そこで8mmのパールビーズ3つを細ワイヤーに通してねじり、パーツを作りました。固定さえできればいいので、グルーガンや接着剤があればワイヤーに通さなくても問題ないです。また、テグスで巻き付けて花の中心に固定するのでもOKです。こんな感じでパールの目隠しを作ります。
他には、細ワイヤーの先に少量のレジンを付けて硬化→またつけて硬化…を繰り返し、おしべっぽいパーツも作りました。レジンが線香花火のようについてくれるのでとてもいい感じです。この部分にはマニキュアでシルバーの色を塗ったり、シードビーズを封入してよりおしべ感が出るようにしました。
⑦パーツ全て合体
すでにできている花びらのパーツに、⑥で作ったパーツを合体させていきます。細ワイヤーを茎に巻き付けるのが主なやり方ですが、固定さえできれば大丈夫なので(茎の方はそんなに目立たないので。)どうにか花の中心の太ワイヤーのゴツさが目立たないように、配置していきます。余裕があれば⑥を先に行っておいて⑤で花びらを合体させるときに太ワイヤーで巻き込んで固定すると見た目が美しくなります。
以上で花びらのパーツは完成です。写真に写っているのは直径2.5mmで作った方の大きい花ですが、小さい方の花も同じ要領で作ります。
次回のその3では、「フープ状パーツの作り方」を載せる予定です。
ここまで長々でしたが、ありがとうございました。ではお達者で。